内田樹『子どもは判ってくれない』
子どもは判ってくれない (文春文庫) 内田 樹 文藝春秋 2006-06 by G-Tools |
僕の場合、自分が何かを書く時に想定できる読者は「論壇」じゃないし、「学会」でもないし(カッコつきの「音楽学」ではない場所に向かおうとしているDougのところに留学したのだし)、「ともだち」でもなくて、それが誰か明確に姿が見えない、って問題だなあ、と最近思ってて、目の前に現れた「子ども(つまり非常勤先の大学生たち)」を想定読者層として、彼ら彼女らに通じるように物を考えて話せるようになりたい、と思ったのはそれが原因かもしれない。「学会の偉いせんせえがた」を偉いと思ったことがないし、無論「憧れる」こともなかったし。
それはそれで、僕には「モデル」がいないということなので困ったもんだ。
「お師匠様の効用」を果たせる人間を身近に欲しいなあ。
引っ越し終わったら、落ち着いて動き出そう。
この一年間京都から離れて禊はすませた、ということにして、何かしよ。
まず、プライベートでは地味なバンド活動を再開して、あと、いわゆる「研究者のウェブサイト」というものを作るぞ!
と宣言してみる。Google Page Creatorで作りかけてほったらかしてあるものを何かの形にして、そこでは戸籍上の本名を晒していく、と。
博士論文書いて過去の総括を終えたので(ことにして)、途中でほったらかした研究も再開できるし。
僕はこのようなHP上で何かを語り続ける人たちを想定読者に置いているのかもしれない、とふと思ったけど、別にそんなこともないや。
とりあえず、分かりやすいことを話す人間になりたいもんだ。
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