2007年7月31日火曜日

読売新聞 - 擬音 or 効果音(1946-1960)

他の新聞記事をチェックする方法を考えるために、まず、興味本位でコピーしてきたこれらを読んでみた。
新聞記事は、どうやって読んでいったら良いのだろうか。やっぱり、先に学術論文と『音楽芸術』などの記事や論文を読んで、ある程度の枠組みを把握してから読まないと、扱うデータが細かくて色々見失いそうだ。

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これらの「ラジオ・ドラマ」をきいてみたいけど、どうやったらきけるのか分からない。
基本的に、音響効果の仕事はまだ「かげのひと」の仕事なので、新聞では、こういう仕事があることを知らせる必要がある、という段階だったらしい。

3.1952/11/14
一ヶ月前に発売された擬音効果レコードが7000セット(7枚組)売れ、さらに申し込みが殺到していたらしい。
NHK効果団は毎日のように各種公共団体から効果音ついて相談を受けていた。小遣い稼ぎの内職がなくなる(若手)、今まで苦労して作り上げてきたのにおいそれと公開できない(ベテラン)という意見もあったが、文部省社会教育局芸術課が関わり、一年以上かけて、発売にあい至ることになった。

6.1953/6/28
昭和二十年代(1945-1955)まだラジオドラマは生放送
音響効果団、音響効果係なるものの存在自体を、新聞で紹介して教える必要があった。

8.1954/12/19
によれば、日本で初めて「効果」という名前がアナウンスされたのは、大正14年NHKリチャード・ヒューズ作「炭鉱の中」。和田x(?精?)。
いちおう昭和5年にアメリカから擬音レコードが輸入されてからは、スタジオで音を作る方法も少なくなったらしい。

13.1957/9/7
クランク・アップから封切までの映画の"オト屋さん"の苦労を紹介する記事:面白い。
シンクロ・ロケ(×後から音を録音するアフレコ)の苦労(サウンド・ロケの苦労)
空想映画のオト作りの苦労
擬音(今時、単純なものは使わない)制作の苦労
音のライブラリーの「分類」の苦労:効果団が録音した音は全て保管されるらしいが、再利用は、「記憶の引き出し」に頼るしかないのが現状

15.1957/10/16
文化放送のドラマ(ラジオ・ドラマ?)、安部公房書下ろし『棒になった男』は、音響効果、音楽に力を入れている、という紹介

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