河端茂 1977 『レコード産業界』 東京:教育社新書。
河端茂『レコード産業界』昭和52年の時点での、レコード産業界の数値のまとめ。Jポップ・バブルが起こるはるか昔の新書。
レコード・ビジネス(<音楽ビジネス)に関する新書なので、レコード・ビジネス100年小史を読み流すだけで良いかな、と思った。
僕がまとめないといけない分野じゃないし、新しい情報がある本が出ているに違いない(知らないけど)。
参考文献の情報が全く書いてない。
音を記録したいという欲望の例としてラブレーのfrozen wordsがひかれていたり、エジソン以前の「音を記録する試み」が簡単に紹介されているのに(今のところ、これは、僕が見つけた中で一番古い、日本語で「フォノトグラフ」という言葉が書かれている本。シャルル・クロへの言及があったり。でも、きっと僕が勉強不足だからに違いない。)「音楽学」はラブレーにほとんど注意を払ってこなかったのだから、「音楽の分裂」という事態は、もう少し精緻に調査できたほうが良いのかもしれない、と思った。
「レコードの歴史」の回を作り直すモチヴェーションをあげるくらいの効果かな。
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