2007年11月4日日曜日

永遠のマリア・カラス

B0000AM6SO永遠のマリア・カラス
ファニー・アルダン フランコ・ゼフィレッリ ジェレミー・アイアンズ
ポニーキャニオン 2004-03-17

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永遠のマリア・カラス | CALLAS FOREVER
見始めて15分くらいで興味をなくしてしまった。何よりもまず、オペラのこともマリア・カラスのことも知らない僕が見ても仕方ない映画だった。
日本でこの映画が公開されたということは、日本がはい・くらすな文化を持っているかららしい。
パリで英語を話す人ばっかが出てるDVDの特典映像の中で監督が言ってた。


でも「全盛期の声を使った吹き替え版」を作る、というアイデアとかそれに驚くマリア・カラスは面白い。吹き替え版を使うと、悪魔に魂を売るとか思ったり、「永遠に生きる」とか思ったり(30分頃)。
問題は、全盛期のマリア・カラスの声のすんばらしさとと、晩年のマリア・カラスの声のみじめさが、僕には区別がつかないこと。


というかファニー・アルダンという女優が良いのかもしれん。
映画見てたらカルメンの物語の内容も面白そうかも、と思うけど、《カルメン》から何か豊かなものを引き出せる類の「教養」は身につけてこなかったので、映画が終わったら、《カルメン》という教養を身につけようとかカルメンについてお勉強しよう、とかは思わないんだろう。
《カルメン》から「人生」について何かを学ぶことは可能に違いないけど、何からでも何かは学べるもんだとも思うので《カルメン》をもちあげる言説は鬱陶しいと思っていて良いはず。ファニー・アルダンという人を褒めときゃ良いんだろう。


このカルメンは、マリア・カラスにとっては、結局fakeだという結論になったらしい。
この《カルメン》制作はフィクションらしい(たぶん)。
げーじつに全てをささげていたら、他人を破産させても構わないらしい。

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